「iPhoneあしながお兄さんお姉さん」になりませんか?
「iPhoneあしながプロジェクト(仮名)」へのお誘い
2009年6月28日
突然ですが,iPhoen3G無印(旧)をお持ちで,iPhoen3GS(新)を購入される・された皆様にお願いがあります。皆さんのiPhone3G無印(旧)を希望する学校が学習に利用できるよう提供してみませんか?
皆さんがお持ちのiPhone3G無印(旧)を提供していただき,数を集めて,それを希望する学校に貸し出すというプロジェクトを始めようと考えています。機器提供者の方は,個々のiPhoneのオーナーとしてクレジットされて,利用する子どもたちとの交流もできるようにしたいと考えています。また,そのために力を貸してくださる皆さんも募集します。
このプロジェクトに興味を持って協力してくれる方を募集します。プロジェクトの詳細はこれから一緒につくっていきます。新しい携帯情報端末を通して学校教育を支援してみませんか。よろしくお願いします。
iPhoneあしながプロジェクト(仮名)
提案者
林 向達(徳島文理大学教員)
協力に関するお問い合わせ
mobile.ashinaga@gmail.com
準備サイト
http://groups.google.com/group/mobile-ashinaga
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【概要説明】
皆様初めまして,教育と情報について研究している徳島文理大学・短期大学部教員の林 向達(りん こうたつ)です。
2009年6月26日に日本でもアップル・ソフトバンクより「iPhone 3GS」が発売されました。新しいハードウェアとiPhone OS3.0によって,さらに高速・高性能な携帯情報通信端末となっています。
これを機にiPhone3GSを購入・導入される方もいらっしゃると思いますが,中には,従来まで前モデルであるiPhone3G無印を利用していて,それを機種変更,または買い増しするというユーザーの方もいらっしゃると思います。
iPhone3G無印は,前モデルですがiPhone OS3.0を導入でき,仮に機種変更で回線番号の割当てを移行しても無線LAN端末として利用できるため,iPhone3GSを入手後もiPhone3G無印は手もとに残して利活用する方々が多いと想像します。
そのような現実を十分承知した上で,今回,前モデルとなるiPhone3G無印をお持ちの皆様の中で,それを学校の教育・学習の利用に提供してもよいと考えている方の協力を募ろうと考えました。
お手持ちの提供してもよいiPhoen3G無印を40〜50個単位で集め,それを一つのパッケージにまとめて希望する全国の小中学校に一定期間貸し出すというアイデアです。
もちろん,この場合,iPhone3G無印は「カメラ付きのiPod touch」のようなものとしてWi-Fi接続を前提として使用します。パッケージには,無線LANアクセスポイントや充電器などを含めようと考えています。
あらかじめ,個々のiPhone3G無印には,提供者が分かるようにシールを貼ったり,すぐに使えるように設定をほどこしたりします。ゆくゆくは,教育利用に適したソフトをインストールしておいたり,開発して添付できればよいなと考えています。基本的に最初はボランティアベースなので,できるところから始めたいと思います。
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【背景説明】
小中高校に携帯電話を持ち込むべきかどうかという議論について,国や地方自治体,そして研究者などで様々な見方や立場があります。
しかし,どのような立場であっても,今後の社会生活のために,情報教育はしっかりと根付かせていかなければならないという意見は共通しているように思います。
ところが,現時点では,学校における情報教育のための環境整備が十分とは言えません。
国は平成21年度補正予算で相当の額の予算を学校教育にも投じるようにしましたが,全国の学校にデジタルテレビ対応の電子黒板が配備されるのが目立つくらいで,新しい情報デバイスを触れる機会が増えるわけではありません。
例えば小学校は全国に22,057校あります。約2万校です。
文部科学省が正式に把握しているパソコンと周辺機器の台数の集計値は,次のような感じです。(平成19年度調査より)
教育用パソコン 831,829台 (1校に 38台程度?)
デジカメ 212,982台 (1校に 10台程度?)
プリンタ 166,110台 (1校に 8台程度?)
スキャナ 41,817台 (1校に 2台程度?)この程度の台数で,情報教育やICTメディアを利用した教育を展開しようとすれば,
・利用したい学級同士のダブルブッキングに困ったり
・機器の移動や利用開始準備の手間や時間ばかりかかってしまったり
・故障したときの立て替えもなく安心して使えなかったりという問題に悩まされることは目に見えていますし,実際,学校現場ではそのようなことが起こっています。
たとえば,デジカメは,観察している植物を採ったり,みんなで学校の周りの様子を撮って,授業で見合うなど教育的可能性がとても大きい道具です。(そのための大画面テレビやプロジェクタも欲しいですが…)
にも関わらず,十分な数が(公式統計上で)確保されていないのです。1クラス40人,5人ずつ班活動するとして最低8台。それだけあればよいと考えがちですが,1人1台使用したい場合は40台。別のクラスも同じ時間に使いたいかも知れません。だとしたら最大80台,いや3クラスが同時だったら?120台?…
ここで確認したかったことは,私たちの生活にとってポピュラーとなったデジカメでさえ,学校の現場ではその程度の整備状況なのだということです。
まして,新しい情報通信端末ということになれば,学校教育からどれほど縁遠いか,想像していただけると思います。
今回のプロジェクトは,なかなか迅速には動けない国や地方自治体の整備行動を待つだけでなく,小さな取り組みであるとしても,いま携帯情報端末を教室で使うチャンスを提供することです。そのことで,関わる人たちの間での交流を目指し,そして携帯情報端末を使った教育の可能性をみんなでつくってみようという試みです。このことで,大きな流れに対して何かの示唆を提供できたらと考えています。
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【今後の計画】
まず,しばらくは協力者を募る段階です。私一人では何もできません。趣旨に賛同してくださる方々や,具体的な方法をアドバイスしてくださる方々,あるいは解決すべき問題や課題を教えてくださる方々,その解決に力を貸してくださる方々。もちろん応援してくださる方やスポンサーの方々もいてくださると有り難いです。
とりあえずのToDo
・賛同者,協力者を募ること。
・40〜50台単位のiPhone3G無印を集め続け,無線LANアクセスポイントと合わせて,貸し出せるようにパッケージをつくること。
・申し込み募集や貸し出し手順など,様々なルールをつくること。
・提供者の皆さんと借りる学校との交流を取り持つしくみをつくること。
・授業アイデアをつくって,併せて提供する準備。
・秋を一つの目標に。
長期発展ToDo
・パッケージを増やすこと
・パッケージ内容の充実(パソコン添付,ソフトウェア開発など)
・申し込み受付,貸し出しマネジメントの効率化
・授業事例を蓄積し,携帯情報端末を使った情報教育,情報モラル教育の提案。
・協力者と子どもたちの交流を通して,学校教育を一緒に育む関係づくり
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以上の内容は,ぜひ広く知らせていただけると有り難いです。皆さんからの反応は,随時,このブログなどに反映できればと思います。
(20080705:メールマガジン開設予定など追記)
→iPhoneあしながプロジェクト関連の記事もくじへ
→りんラボトップへ
mixiでも書かせて頂きましたが、
一点だけきになったので書かせて頂きます。
なんとなくハードありきの話になっているようなので、
もうすこし具体案がいいのかも。。。
これを導入すれば従来より採点アプリがあり、
テストなどリアルタイムで行い、
またメール等での個別対応ができますなど?^^;
上記だと教育者がしっかりiPhoneの事をわかってないと
かなり厳しいですけど・・・
あとランニングコストが高すぎるのがつらい気がしますね
(1日持たないバッテリーなど(汗
投稿: 大祐 | 2009年7月 2日 01:40
大祐さん,コメントありがとうございました。
>なんとなくハードありきの話になっているようなので、
具体案を提示できるように進めていきたいと思います。
ご指摘は全く正しく,このプロジェクト自体のスタートは
魅力的な「ハードありき」を取っ掛かりにしています。
ただ単にハードのみでないようにするためiPhone提供者の
存在を大事にしたいと考えています。
このプロジェクトが「あしなが」なのは,そういう願いを
込めたからです。
魅力的なアプリ,教育者自身による学習と理解,そして
ハードウェア制約やランニングコストの点についても,
プロジェクトで開発・解決していくことが活動の一部になる
と考えていました。これについては,改めてエントリーを
立てて,提案者の考えを書いていこうと思っています。
とても貴重なコメントありがとうございました!
投稿: りん | 2009年7月 2日 17:31
こんにちは。
愛知県在住の大学生です。
あるニュースサイトからこちらに飛んできました。
やはり僕もハードありきだなぁと感じましたが、こういうのは形から入る方が良いと思うので(やっぱり物を見て触ってやってみないと分からない事も多い)良いアイデアじゃないかなと思います。
ただ一つ問題を指摘するとするならば「iPhone本体の支払い形態」がネックになってくるのではないかと思われます。
ご存知かと思いますが、iPhoneを購入するたいていの人は、分割にて本体を購入しています。一番早い人でも去年の7月購入なので、まだ残債(未払いの本体代金)が残っている関係上、所持者が無償で手放す可能性は低いのではないかと考えられます。(まだオークションに流せば3万〜5万近くで売れるので)
あと僕の勘違いであれば良いんですが、確かSIMを抜いたiPhoneって初期化後のアクティベートができないような気がするんですが・・・。(アクティベートできないとリセットとかいろいろ面倒)
投稿: 柊 | 2009年7月 5日 03:02
柊さん,コメントありがとうございます。
提案する者として「ハードありきではない」プロジェクトのデザインをどう具体化すればよいのか,どうすれば運営していけるのか,見えなかったのも,こういう形でスタートした理由の一つでした。私の力量不足というお声があるなら,それを素直に認めるしかありません。面目ない。
(あ,「良いアイデア」と言っていただけて,素直に嬉しいです。)
>ただ一つ問題を指摘するとするならば「iPhone本体の支払い形態」がネックになってくるのではないかと思われます。
私自身も分割にして支払いを続けている状態です。おそらく協力をためらう一つのネックになるだろうなと私も思います。
また準備日記などで書きたいと思いますが,この取り組みは,私たちが教育にかかわる一つの小さな別回路をつくる試みだと思っています。
多かれ少なかれ私たちは「税金」という形で公教育に投資をしています。それが3万〜5万くらいになるのかどうかは機会をみつけて試算してみたいと思いますが,そのような税金という回路で教育に参加している現状とは別に,iPhoneを現場に貸すという形の回路もあり得るのではないか。
二重投資の価値があるかどうかの議論余地はありますが,メイン側の投資に何かしらの示唆を与えられるサブ的な試みをどこかで作り出して,私たちが教育を考える機会を持つことには意義があるのではないか。そう考えています。
そのことに意義を感じてもらうことがこのプロジェクトの大事な活動ですし,賛同してくれる方が動いてくださることを期待もしています。
(ちなみにあしながプロジェクトとしては「貸す」という形として考えています。手放すともいえますが,預けるという感じに近いです。)
もちろん支払い関係の話はありますから,プロジェクトの可能性はもう少し時間が経ってから増すのかも知れませんね。秋はちょっと早いかも知れません。いずれにしても息の長いプロジェクトにするつもりです。
>確かSIMを抜いたiPhoneって初期化後のアクティベートができないような気がするんですが
これはもう少し私も検証したいと思いますが,とりあえず,プロジェクト側のSIM(今のところ私個人のSIM)でアクティベートすることで乗り越えようと思っています。
コメントありがとうございました!
投稿: りん | 2009年7月 5日 12:52