2009年師走
気がつけば今年も12月(師走)に入り,世の中の動きもなんだか少し慌ただしくなったような,なってないような…。私は特別12月だからというのではなく,日々の授業でてんてこ舞いといったところです。
iPhoneあしながプロジェクトに関する動きとしては,オリジナルiPhoneアプリの開発準備としての練習アプリがぼちぼち形になってきました。コツコツとコードを書き続けて,ようやくです。
開発しているのは時刻表アプリです。駅やバス停にある時刻表を手もとのiPhoneでメモるためのアプリと考えていただければよいと思います。時刻表の入力・管理・表示といった一連の機能を完成させれば,学校用のiPhoneアプリ開発にも十分応用できます。プロジェクトとは直接関係しませんが,来年初めにはその時刻表アプリをリリースしたいと思っています。
iPhoneアプリの開発準備が整えば,次はネットワークサービス関係の開発準備に取り掛かる予定です。ツールによってローカルな空間における活動や取り組みを蓄積していくのに役立てる一方で,背後では遠距離のローカル同士が連動するような仕組みを作りたいと思っています。
「セカイカメラ」というモバイルアプリがあります。周りの場所をカメラに映しながら操作し,画面上でその空間に目印や情報を記録することが出来るアプリです。iPhoneのようなモバイル機器には,場所の空間位置を特定するGPS機能が内蔵されていますから,特定の場所に機器を持ってきたときだけ情報を読み書きできる仕掛けにして,カメラに写る風景を重ねることで,あたかも特定場所に目印や情報を付けたかのように見せかけるのです。
こういった現実空間とパソコンの情報を結びつけるような仕組みを用いるものをAR(拡張現実)と呼んでいますが,これがローカルな空間に着目しながら,実のところ裏方ではネットワークに繋がって連動しているという事例です。
同じシステムをつくろうというわけではなく,私の当面の目標は,文字や写真を学校教育関係者の閉じた範囲で全国的に共有できるような仕組みです。学校関係者に閉じるってのは,結構大事なことなのです。インターネットの時代に錯誤的な目標ですが,学校教育段階,特に義務教育段階では,やはり安全地帯の確保も必要だということです。
来年の夏には,何か原型のようなものが動いていることを目指していますが,どうなりますやら。その頃にはiPod touch with Cameraが登場していることも期待します。
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事業仕分けの評価結果は,学校教育のICT化に関わる人間としては大変残念なものでした。しかし,このおかげで,メーカーは更なる企業努力で良い製品と価格の抑制に頑張ってくれると思いますし,いわゆる90年代型のICT化イメージを見直す契機がやってきたともいえます。
もはや,携帯電話やiPhoneといったモバイル端末,そしてインターネットといった要素技術はデフォルトにしか過ぎません。ここからまたさらに新しいデバイスや技術が登場し,私たちの未来の生活に入り込んでくるのです。
そのための準備を始めるタイミングだということです。